TOPPANエッジとウェイストボックスは、企業や金融機関に向けてカーボン・オフセットの権利である「オフセット枠」を活用できる「販売店機能」を提供して、サプライチェーン全体の脱炭素化を支援する「みんなのカーボンオフセット」を共同開発し、TOPPANエッジより提供を開始した。
同サービスの特徴
「販売店機能」を実装
企業や金融機関がオフセット枠を調達し、サプライチェーンの範囲となる取引先や投融資先などにオフセット枠が提供可能な「販売店機能」を実装。希望するカーボンクレジットを同サービスのプロバイダーであるウェイストボックス経由で調達し、サプライヤーや投融資先にオフセット枠として限定公開し、提供できる。
カーボン・オフセットに必要な手続きをワンストップで提供
「ユーザー機能」により、オフセット枠の調達から温室効果ガス排出量の算定、各種申請手続き、オフセット証書の発行まで、オンライン上にてワンストップで行える。カーボン・オフセットに関する煩雑な手続きを解消し、中小企業の温室効果ガス排出量の削減をサポートするという。
購入、報告実績の把握が可能
同サービスでは、販売店機能によって企業や金融機関がオフセット枠を提供した先の企業におけるオフセット枠購入と報告の実績が一括で確認でき、取り組みの実行状況を把握可能。サプライヤーや投融資先にサービスを提供したものの、実際に活用され脱炭素化が推進されているか把握できないといった課題を解消するという。
![サービス概要図[画像クリックで拡大]](http://bz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/11227/11227_1.png)
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今後の展開
両社は、プライム上場企業や金融機関を中心に同サービスを展開し、2028年度までに500社へのサービス導入を目指すとしている。なお、第1弾として、2025年上半期中にあいおいニッセイ同和損害保険への導入を予定しているとのことだ。
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